【縦式&シメケン】簡単にできる原稿データpdf出力!【同人誌小説】

同人誌作成

同人誌を初めて作る方向けに、縦式を使ったデータ作成方法と出力設定の例を紹介します。初心者向けに中表紙や目次、奥付など、原稿全般の作成について触れています。

縦式はiOSのみのアプリで、iPhoneやipadを使っている方におすすめです。画面の大きいipadのほうがやりやすいですが、iPhoneでも一応できます。

縦式の大好きなところは、ページ数が分かりやすく、ページの区切り線が太くなっているためどこからが次のページなのかが一瞬で分かるところです。最高です。

↓文庫本レイアウト設定についてはこちらで纏めていますので宜しければご覧ください。

↓同人誌作成の流れはこちらで纏めています。

作業時の注意点

基本的に小説原稿が縦書きのため、ipadやiphoneを横画面にしてBluetoothキーボードで作業をするとやりやすいです。

筆者のpdfデータ作成時の作業環境はこんな感じです。

iOS対応のBluetoothキーボードをあらかじめ用意しておくとスムーズに作業ができると思います。

ちなみに筆者が使用しているキーボードは以下で、折り畳み式かつコンパクトなため持ち歩けます。結構気に入ってます。

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おおまかな流れ

以下の順番で説明していきます。

①データを縦式に入れる
②縦式のテキスト設定をする
③目次の作成(作らなくても問題なし)
④本文の編集
⑤本文(と目次)データのpdf出力
⑥中表紙の作成とpdf出力
⑦奥付作成
⑧pdf結合

作るファイルの種類は
・中表紙(1ページ目)
・本文(と目次)
・奥付(最終ページ)
の3ファイルになります。

データを流し込む

使用するipadやiPhoneに、縦式をインストールします。
筆者はNolaを使って原稿を書いているので、Nolaも合わせてインストールしておきます。

↓Nolaについてはこちらで紹介しています。

①Nolaを開き、原稿を全文コピー(右下に全文コピーボタン有)
※テキストファイルを共有する等、なんでも大丈夫です。

②縦式を開き、右上の+ボタンを押して新規作成。
フォルダ分けをしたり分かりやすい名前にしたりすると後々便利です。

③データを張り付ける。

縦式のテキスト設定

縦式には『テキスト設定』と『出力設定』があります。

  • 『テキスト設定』は編集画面の表示設定です。右上の紙のようなマークのボタンから設定できます。
  • 『出力設定』は文字通り出力時の設定なのですが、後の項目で設定例を紹介します。

筆者が設定している文庫本用の『テキスト設定』はこちら↓です。出力設定と同じ文字数&行数にしています。出力する設定と同じにしておくと、pdfにした時のイメージが掴みやすくていいと思います。

フォントは、源暎こぶり明朝を入れています。デフォルトで入っているフォントでも全く問題ありませんが、いろいろと利便性から源暎こぶり明朝推しです。

↓フォント追加方法は以下で纏めています。

目次の作成

目次は無くても問題ないと思いますが、入れると楽しいので個人的好みで毎回入れています!

縦式で作る場合は、本文の前に差し込んでこんな感じで設定することが多いです。

目次にページ数を書く場合は、最後まで変わる可能性を考慮して作業の一番最後に入力します。

本文を編集する

ここが一番時間が掛かると思いますが、がんばりましょう。
見出しを付けたり、改ページを設定したり、レイアウトを設定します。

アプリ下部に表示されているページ数を見て、見開きページを確認すると便利です。
今回の場合、奇数表示のページが右ページとなります。
※本当の1ページ目である中表紙が目次の前に入るので、目次は実際には2ページ目です。(目次は画面上、1ページ目と表示されています)。そのため、表示されているページ数の奇数ページが右ページとなります。

改ページ等は左上のメニューボタンからできます。

こんな感じです。

↓縦式の基本的なツールや機能についてはこちらの記事で紹介しています。

本文データ(と目次)をPDF出力

上記で少し触れた『出力設定』がここです。
余白部分や小見出しの配置など、好きなように決めましょう。

私はこんな感じの出力設定です。文庫本を出す予定でしたら、この設定と同じにすれば問題なく読める本になると思います。

※今回は中表紙(一番初めのページ)を別で作るので、ページの開始ページ番号を2にしています

見出しの倍率はこちら↓です。

設定を終えたら、右上の『完了』ボタンを押すと以下の画面になるので、任意の場所に保存しましょう。

筆者はGoogleドライブに保存して、PCで確認しています。お好みの方法で確認しましょう。
ページ数や見出しが問題ないかなど、念入りに確認します。

pdfを開くとこんな感じです。
見出しを設定した”目次”と”てすと”に段落がついてしまっていますね。。今回はこのままいきますが、実際には直します。

中表紙の作成

別ファイルを新規作成し、中表紙用にします。
※同じファイルで作成するとページ数が載ってしまうため

筆者はシンプルに大見出しをつけたタイトルを書くだけです。

このままpdf出力をします。本文同様の出力設定を使いますが、『ページ番号』表示をオフにし、『開始ページ番号』を”1″に変更します。そのほかは変更不要です。

pdfを開くとこんな感じです。シンプルですね。

もっと凝って作りたい場合は、Canvaやメディバン等で作るのも良いと思います。中表紙や中扉で検索してみると、素敵な素材も沢山見つかります。

奥付作成(シメケンプリントにて)

縦式でも作れますが、ここでは割愛……。
文字以外にもイラストや画像を入れたい場合は、縦式との相性があまりよくありません。

筆者はQRコードを入れたいため、シメケンプリントでやっています。Canva等でも作成できますがお手軽に悩まず作りたい場合はシメケンさんがおすすめです。

シメケンプリントさんの奥付作成ツール

こんな感じです。

最後にpdf結合(シメケンプリントにて)

中表紙、本文、奥付など、すべてを一つのpdfに結合します。
奥付同様にシメケンプリントでやっていきます。

シメケンプリントさんのpdf結合

こんな感じで、ファイルをアップして結合順に並べます。
今回このままだと奥付ページが左ページになってしまうため、空白ページを奥付前に入れました。

『pdfを結合してダウンロード』ボタンを押して、任意の場所に保存しましょう。

ついでに結合後ファイルをシメケンさんの見開き確認をするのがおすすめです。ページ数が変だったりページごとのサイズが違うと注意してくれます。

シメケンプリントさんのpdfページ確認ツール

アップしてみると、”4の倍数ではないため中綴じはできないよ”とお知らせしてくれました。

奥付ページは想定通り右ページに来ています。

シメケンプリントさんにはいつもお世話になっています。他にも便利なツールが沢山あるので見てみてください!

まとめ

大体の流れをまとめてみましたが、いかがでしょうか?
分かりにくい部分がありましたらお気軽にコメントやお問い合わせからご連絡ください!

表紙作成についてはこちらで纏めていますので宜しければご覧ください。

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