初めての同人誌ですと価格を決める時に悩むかもしれません。初心者の方向けにスプレッドシートを使用した計算方法をまとめました。2冊以上の場合にも対応しています!
筆者は小説本を発行しておりまして、実際の価格設定の仕方を紹介します。
※数字自体は適当です。あくまで参考程度にご覧ください。
↓表紙絵の依頼の仕方はこちらの記事でまとめています。
必要な情報
- 印刷費
- 送料(委託する場合の送料も忘れずに)
- 部数
- 諸費用(含めたい費用をまとめておきましょう)
スプレッドシートに入力する
諸費用や部数、印刷費などを入力します。
『一冊あたりの諸費用』セルは、『部数合計』で割ります。
![](https://dbdbmemo.com/wp-content/uploads/2024/02/image-104.png)
関数を入れる
『印刷費+送料の単価』に、『印刷費+送料』/『部数』の式を入れます。
『1冊あたりの諸費用』には、上部のセルを参照で入れます(=『1冊あたりの諸費用』)
『1冊あたりの原価』は、『印刷費+送料の単価』と『1冊あたりの諸費用』を足す式を入れましょう。
![](https://dbdbmemo.com/wp-content/uploads/2024/02/image-105.png)
価格設定
求められた『1冊あたりの原価』を参考に、価格を決めましょう。
この原価は、”全て完売した場合に収支がトントンになる価格”です。
なるべく赤字は避けられるよう、売れ残った場合の部数をある程度想定して価格設定することをおすすめします。
例として、8割売れた場合を計算してみます。
頒布価格600円、700円で設定してみると、赤字になってしまいます。
![](https://dbdbmemo.com/wp-content/uploads/2024/02/image-106.png)
このように、原価以上の価格を設定しても、部数によって赤字になる場合があります。
注意すれば赤字にならないとは言えませんが、いい塩梅を見つけられることを願っています。
まとめ
実際にスプレッドシートの画面を載せて紹介してみましたがいかがでしょうか?
部数の予想は難しく、それに伴い価格設定にも頭を悩ませてしまいますよね。この記事が参考になりましたら幸いです!
↓同人誌作成の流れはこちらの記事で纏めていますので、宜しければご覧ください。
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